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Satallionサーチとは

組織の「知の構造」を俯瞰できる新しい知識管理ツール 『東大生まれ』のサーチエンジン、Satallionサーチは、自然言語処理により文書群からオントロジーを抽出し、ノイズの少ない検索結果を視覚化して表する「連想系」のサーチエンジンです。 
 Stallionサーチは、開発者である東京大学の美馬准教授の名前に因み、「MIMAサーチ」と称され、現在、東京大学の工学部及び工学系研究科の講義シラバスに記載された内容をベースに講義間の類似度を複合的に分析すべく利用されています。 Stallionサーチは美馬准教授が中心となって開発した 【知識の構造化】・【可視化】ツールで、論文等の知識源に含まれているテキスト情報を自動解析し、検索結果を 「点」と「線」でネットワーク表示させ、「面」として俯瞰することが可能です。InterStatesでは、Stallionサーチを、従来の学術利用という境界を乗り越え、企業等における情報解析や知識管理等のビジネス分野での活用に向けた支援を行っています。

 


Stallionができること

 

  Stallionサーチを一言で表そうとするとテキストマイニングのツールということになります。ただ、Stallionサーチをそのように分類してしまうと、Stallionサーチができることを十分に示したことにはならないかもしれません。なぜなら、StallionサーチはITの知識があまりない方でも十分に使いこなせるマーケティングツールだからです。

 

1) グラフで全体を把握することができる

 皆さんはExcel等の表計算のソフトウェアを日常的にお使いだと思います。表計算のソフトはとても便利で、マーケティング業務携わっていらっしゃる方は、こうしたソフトウェアがないとお仕事が成り立たないのではないでしょうか。こうした表計算ソフトは、もちろん数字をしっかり分析することで発見できることもあるのですが、多くの場合、皆さんは表計算ソフトに入力した数字をしっかりチェックするだけでなく、グラフにして全体の傾向や個々の数値の時系列変化をチェックなさっているのではないでしょうか。グラフにすることで全体がよく見渡せるという点にはきっと同意を頂けると思います。

 

 さて、では皆さんがGoogleに代表される検索ツールをお使いになる時はどうでしょう?検索ツールは、瞬時にして本当にいろいろな情報を検索して、その結果を表示してくれるので、とても便利ですね。でも、検索結果を文字で表示するだけでなくて、グラフとして表示してもらえたら、どうでしょう、もっと便利なのではないでしょうか。Stallionサーチは、検索の結果をグラフにして「みえる化」してくれるツールなんです。

 

2) 「意味」でしっかり分類することができる

 「見える化」するツールなのはわかったけど、具体的にどういうこと?、そういう疑問があって当然ですね。例えば、Appleという言葉を検索したとしましょうか。英語であってもカタカナであっても、皆さんはその言葉から、コンピュータメーカーのアップルコンピューターのiPhoneやiPad、あるいはノートPCを連想されたのではないでしょうか。でも、中にはアップルパイや、アップルジュース、またはリンゴそのものを連想された方もおいでになるかもしれません。当然ですが、アップルコンピュータとアップルパイとでは「アップル(Apple)」という言葉が意味することが違いますね。前者はコンピュータに関すること、後者は食べ物に関することで、分類が全く異なります。

 Stallionサーチは、この「意味」の違いを理解してしっかり分類することができるツールです。

 

3) 互いの関係を示してくれる

 「意味」の違いを理解して分類してくれるのはわかったけど、それってそんなにすごいことなの?実は、意味の違いを理解して分類してくれる技術も手法も以前からあるのですが、それをグラフで表示して「見える化」してくれるツールは多くありませんでした。さらに、Stallionサーチは、検索結果どうしが、どのような関係なのか、どうつながっているのかを示すことができるのです。ここが他のツールとは異なる点です。

 Facebook等のSNSを利用していて、「あれ、この人と、この人は知り合いだったんだ!」という発見をしたことはありませんか?Stallionサーチは、検索結果それぞれの関係を線でつないで表示することで、検索結果どうしがどのような関係にあるのかを示すことができるんです。

 

  Stallionサーチの概要のページをご用意しましたので是非ご覧下さい。

 


Stallion's 5 STEPSの提言

 

 InterStatesでは、Stallionサーチを活用するにあたって以下のような方法論「5 STEPS」*を提唱しています。

従来の情報検索の「探す」という機能だけでなく、可視化による「眺める」から「束ねる」、「見る」、「知る」、「分る」という5つのステップを通じて知識の構造化を図ることを目指すものです。組織のどこかのファイルサーバに凍ってしまっているファイルを、この5つのステップを通じて蘇らせることこそ、Stallionが果たせる大きな役割です。つまり、凍ったファイルに「リンク」という血管を通じて意味を与え、そこから知識を構造化することで、組織内に蓄えられた知的資産を最大限活用できるようにすることがStallionの最大のミッションだと、InterStatesは考えております。

 

*Stallion's 5 STEPSの詳細についてはこちらをご覧下さい。



Stallionが提供する主たる機能

 

 Stallionは、1.類似度分析機能、2.階層的クラスタリング機能、3.可視化機能、4.時系列分析機能、5.文書要約機能、6.多言語対応の6つの機能をご提供しています。これら6つの機能で、組織内で凍っている(眠っている)文書を掘り起こし、知識として構造化することを可能にしています。単に検索結果を可視化するのではなく、自然言語解析を行った上で、検索結果を可視化し、俯瞰することが可能になっているという点が、他の可視化ツールと大きく異なる点です。

 

Stallion サーチの主要機能