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Stallionサーチの概要

1. Stallionサーチとは

 Stallionサーチは、「サーチ」という言葉からサーチエンジン(検索エンジン)だと考えられることが多いのですが、いわゆる一般に考えられているサーチエンジンとは異なり、検索した結果を、グラフ化して表現することができる製品です。そのため、これまで、多くのお客様ではテキストマイニングのツールとしてご利用頂いております。

 

 テキストマイニングというと少しわかりにくいかもしれませんので、少しご説明しますと、Stallionサーチは、言葉と言葉の関係性を詳細に分析して、それらの関係の強弱をもとに画面に配置することで、全体の言葉の分類とその配置を俯瞰することができる機能を持っている、ということになります。それでも分かりにくいかもしれませんので、もう少し説明をしますと、文書やコメントを全て一つ一つ読むことなく、それらが何について書かれたものであるかを分析して、どのように分類できるかを図示することができる、ということになります。

 

 その機能を利用して、これまでStallionサーチは大学や高専のシラバスの検索システムとして利用されてきました。履修すべき講義や科目がどのような分類になっていて、自分が今後学習していくべき講義や科目がどのようなものであるかを把握して頂くお手伝いをしてきました。また、講義名だけではわからない講義間の関係性も明らかにできることから、自分の研究分野に深く関係する講義が何であるかをご理解頂けるようになりました。

 

東京大学授業カタログ https://catalog.he.u-tokyo.ac.jp/ 

ut_syllabus

 

2. Stallionサーチの活用について

 そうした機能を利用して、大学では学生のラーニングポートフォリオの管理を行って頂いているケースもあります。また、同大学ではラーニングポートフォリオを教員と学生の双方が見ながらキャリアについての話し合いが行われているようです。例えば、特定の業界に就職した先輩の学生がどのような講義を履修した上でその業界に進んだのかがわかるようになっているため、学生自身がそれまで履修した講義を先輩のものと比較した場合に偏りがないかを確認することができています。

 

 その他、Stallionサーチは、文書の検索システムに採用され、建設会社では特定の分野の施工技術に関連する案件を検索し、新たな技術資料作成のために情報を収集する際にご利用を頂いています。特定分野の施工技術であっても、内容がそれぞれ異なるため、Stallionサーチで分類してグラフ表示させることで、探している文書を特定するお手伝いをしています。文書の作成者や担当技術者といった文書の属性で絞り込んで検索結果を表示させることができるため、過去の経緯を担当者に尋ねることができるようになったことに加え、どの技術者が最もその分野の案件に参画しているかを知ることもできるようになりました。

 

3. Stallionサーチの分析機能

 さらに、文書の検索とdrill_downドリルダウン(絞り込み)機能に加え、cross_analysisクロス分析機能を付加することで、マーケティングのツールとしてStallionサーチをご採用頂くケースが増え、特に、アンケート調査の自由記入欄に残して頂いたお客様の声を分析する際にご利用頂いています。一般にVOC(Voice of thhe Customer)分析といわれる分野ですが、お客様の声の「分布」を把握するという点においてはStallionサーチは特にユニークな能力を発揮しています。VOC分析のためのツールは既に多く存在していますが、お客様の声の背景にある「文脈」を読みこんで分類して、グルーピングを行い、グラフ表示させるという点で非常にユニークです。

 また、ドリルダウン検索機能、クロス分析機能を付加したことで、お客様の声を深く、様々な角度から見渡すことができるようになりました。Stallionサーチをご利用のお客様には、これまで他のツールにはなかった機能としてご評価して頂いています。そうした事情もあり、本来競合するはずのツールの機能を補完するためにStallionサーチをご採用頂くケースも増えて参りました。

 追加機能としてgrid_iconグリッド表示機能もご提供しております。時系列での分析に最適です。こちらも是非ご覧下さい。

 

4. Stallionの活用事例について

 では、Stallionサーチを利用する実際のシナリオについて考えてみましょう。

 例えば、Aというテーマの本を探していたとしましょう。Aという言葉で検索をしてみたら、きっとたくさんの本が検索結果として表示されると思います。さて、ここからどうやって自分の探している書籍を探し当てたらいいのでしょうか?そのテーマで有名な作家や研究者の名前を探してみて、それで読むべき書籍をみつけるという方は少なくないと思います。

 では、これら検索結果として表示された書籍の内容がそれぞれどのような内容(「背景や意味」)で書かれていて、それぞれが他の書籍とどのような関係性にあるのかを知ることができたら、どうでしょう?探そうとしている書籍はグッとみつけやすくなるのではないでしょうか?

 実はStallionサーチは国立国会図書館での蔵書検索にも採用されています。

 

NDLラボ 書誌情報検索・可視化システム http://lab.ndl.go.jp/ut/  NDL

 *StallionサーチはMIMAサーチの商用のブランドです。

 

 これは国立国会図書館で運用されている書誌情報を検索・可視化するシステムです。

何かキーワードを入力して書誌情報検索をなさってみてはいかがでしょうか?

使い方については利用者マニュアルをご参照下さい。きっと新しい発見がありますよ!

キーワードに関連してどのような書籍がリストされるか是非ご覧になってみてください。

 

Stallionサーチの特徴について arrow_go

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