Stallionサーチのもうひとつの特徴は検索結果のクロス集計機能です
検索の結果を属性に応じて分類してグラフ表示することができます。
2)クロス集計機能
通常、検索した結果については、画面の一番最初に表示されたものから順番にクリックしてみたり、検索結果のサマリに自分が検索しているキーワードがどの程度含まれているかを注意深く見て、どれをクリックするかを決めますよね。でも、実際にクリックしてページを見てみるまで、自分が探していた情報が含まれているかはわからないものです。
では、お客様のコメントを対象に検索をかけた場合はどうでしょう。あるキーワードで検索をしてみたとしましょう。そのキーワードを含むコメントが検索され、結果がリスト表示されるのだと思いますが、そのリストを眺めたとして、お客様がコメントに込めて頂いた気持ちを読み解くことができるでしょうか。
お客様からどのようなお言葉でお叱りを頂いているのか、または、お褒めを頂いているのかをしっかり把握するには、お客様からお寄せ頂いたコメントにどのような言葉が含まれているかを読んで理解する必要があります。しかし、前述のように、特定のキーワードでコメントを検索して、そのキーワードが含まれている件数を数えるだけではお客様のお気持ちに寄り添うことができません。
一方、アンケート調査については、リサーチ会社が行っているようにExcelを駆使してアンケート調査票を整理して、クロス集計を行うことで、複数の条件(例:20代で商品Bを購買したお客様)を満たすお客様がどの程度おいでになるのかを調べるのが一般的です。そうすることで、例えば、商品Aをご購入頂いているお客様で、商品Bもご購入頂いているお客様が何人いるかがわかります。しかし、お客様のコメントのクロス集計はどうでしょう?Excelでできるでしょうか。例えば、商品Aと商品Bの双方をご購入して頂いたお客様からお寄せ頂いたコメントにどのような傾向があるかをグラフで表示できるでしょうか。残念ながら、Excelにはそのような作業に向いていません。
Stallionなら、コメントのクロス集計が可能です!
アンケートの自由記入欄の分析には特に力を発揮します。例えば、20代、女性、商品A、商品B、商品Cを購買頂いた、港区在住のお客様から頂戴したコメントにどのような特徴があるを集計してグラフ表示することができます。マーケティングの言葉で表現すれば、顧客の複数の属性に基づいたクロス集計ができるということです。(*属性検索機能を利用することでさらに細かな条件での分類が可能になります)
アンケート調査は毎年行っているけれどアンケートの自由記入欄については外注してExcelに入力をしてもらったまま放置してあるというケースは実に多いのですが、貴社では如何でしょうか。せいぜいそのExcelに入力してもらった結果を眺めて、共有/回覧した後は放置されていないでしょうか。それでは、自由記入欄にコメントを書き込んで下さったお客様のお考えやお気持ちを十分に理解することはできませんし、それらの貴重なご意見から重要なヒントを読み取ることができません。
※調査データ保護のため文字にはノイズが加えられて見えにくくなっています。
上の図はある技術についてのお客様のご評価について、お客様の属性別にコメントの内容を分類したものです。お客様のコメントにどのような言葉が主として使われているかが、右側に縦に表示されている凡例のところにリストされます。どのメーカーについて言及されているものが多いか、関連の技術については他に何が話題にのぼっているかは、このグラフから一目瞭然です。
ここで、改めてクロス集計の機能についてご説明をしておきましょう。
先にご説明したように、アンケート調査のクロス集計では、複数の条件を満たす回答数は何件あるのかを集計して、そこから得られる情報がないか、新たな発見がないか、様々な角度から検証する作業を指します。一方、Stallionは複数の条件を満たす回答数を集計するのではなく、複数の条件を満たす回答を対象に、特定の検索ワードに関連した回答が何件あるのか、また、それらの回答にどのような言葉が含まれているかを検索して表示します。
例えば、
@「神奈川県の港北区に居住する女性のうち、大学生で、商品Aと商品Bを購買した方々」で、かつ
A「アンケートの自由記入欄にコメントを書いて頂いた方々」を抜き出して、それらのコメントの中に、
B「肌触り」というキーワードに関連した言葉が含まれるコメントが書かれたものが何件あり、
Cそれらのコメント内にある「肌触り」に関連する類似語・重要語のうち、関連性の高いトップ5, 10, 20位は何で
Dそれらの類似語・重要語は、それぞれ異なった属性(例:初回購入者)において、どう分布しているのか
といったことがわかるようになります。
ここでの、検索結果を分析することで、お客様がどのような言葉で商品をご評価頂いているのか、商品の使用に際してどのような感覚をお持ち頂いたのかをグラフを閲覧することで的確に把握することができます。
お客様の声をオフィスのファイルサーバに放置せずに、Stallionでお客様の声をお聞きになってみませんか!